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09月20日-05号

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  1. 能代市議会 2018-09-20
    09月20日-05号


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    平成30年  9月 定例会        平成30年9月能代市議会定例会会議録平成30年9月20日(木曜日)-----------------------------------◯議事日程第12号                    平成30年9月20日(木曜日)                    午前10時30分 開議(総務企画委員会に付託した案件)日程第1 議案第77号能代市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正について日程第2 議案第78号字の区域の変更について日程第3 議案第79号旧慣による公有財産の使用権の廃止について日程第4 議案第88号平成30年度能代市常盤財産区特別会計補正予算日程第5 議案第89号平成30年度能代市鶴形財産区特別会計補正予算日程第6 議案第90号平成30年度能代市檜山財産区特別会計補正予算日程第7 総務企画委員会に付託した陳情1件(文教民生委員会に付託した案件)日程第8 議案第80号能代市文化会館大・中ホール音響機器改修工事の請負契約について日程第9 議案第81号能代市文化会館大・中ホール照明設備改修工事の請負契約について日程第10 議案第91号平成30年度能代市国民健康保険特別会計補正予算日程第11 議案第92号平成30年度能代市後期高齢者医療特別会計補正予算日程第12 議案第93号平成30年度能代市介護保険特別会計補正予算日程第13 議案第94号能代市保育所条例の一部改正について日程第14 文教民生委員会に付託した陳情1件(産業建設委員会に付託した案件)日程第15 議案第82号平成29年度能代市水道事業会計決算の認定について日程第16 議案第83号平成29年度能代市下水道事業会計決算の認定について日程第17 議案第85号平成30年度能代市簡易水道事業特別会計補正予算日程第18 議案第86号平成30年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算日程第19 議案第87号平成30年度能代市浄化槽整備事業特別会計補正予算日程第20 産業建設委員会に付託した陳情1件(議会基本条例策定特別委員会に付託した案件)日程第21 議会基本条例の策定に向けた調査及び検討について(各常任委員会に付託した案件)日程第22 議案第84号平成30年度能代市一般会計補正予算日程第23 議案第95号平成29年度能代市一般会計決算及び特別会計決算の認定について日程第24 議案第96号平成30年度能代市一般会計補正予算日程第25 議案第97号人権擁護委員の候補者の推薦について日程第26 議員の派遣について-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程第12号のとおり-----------------------------------◯出席議員(20名)     1番  安井英章        2番  小林秀彦     3番  菊地時子        4番  大高 翔     5番  畠 貞一郎       6番  菅原隆文     7番  佐藤智一        8番  渡辺優子     9番  渡邊正人       10番  針金勝彦    11番  落合康友       12番  安岡明雄    13番  藤田克美       14番  伊藤洋文    15番  武田正廣       16番  安井和則    17番  原田悦子       18番  落合範良    19番  庄司絋八       20番  後藤 健-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者  市長       齊藤滋宣    副市長      小野正博  監査委員     小松 敬    企画部長     尾張政克  市民福祉部長   石川佳英    環境産業部長   畠山一仁  環境産業部主幹  工藤 力    都市整備部長   竹嶋高明  二ツ井地域局長  小林勝幸    総務部主幹    伊藤 智  会計管理者    松橋優悦    総務部次長    櫻庭一也  財政課長     畠中 徹    教育長      高橋誠也  教育部長     淡路 誠-----------------------------------◯事務局職員出席者  事務局長     吉岡康隆    事務次長     柴田智生  係長       保坂靖夫    主査       米村洋志  主査       坂田 亮    主査       高田 綾-----------------------------------                        午前10時30分 開議 ○議長(渡辺優子君) おはようございます。ただいまより平成30年9月能代市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席議員は20名であります。 本日の議事日程は、日程表第12号のとおり定めました。-----------------------------------総務企画委員長報告 ○議長(渡辺優子君) 日程第1、議案第77号能代市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正について、日程第2、議案第78号字の区域の変更について、日程第3、議案第79号旧慣による公有財産の使用権の廃止について、日程第4、議案第88号平成30年度能代市常盤財産区特別会計補正予算、日程第5、議案第89号平成30年度能代市鶴形財産区特別会計補正予算、日程第6、議案第90号平成30年度能代市檜山財産区特別会計補正予算、日程第7、総務企画委員会に付託した陳情1件、整理番号第6号、以上を議題といたします。総務企画委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務企画委員長 渡邊正人さん。     (総務企画委員長 渡邊正人君 登壇)(拍手) ◆9番(渡邊正人君) ただいま議題となりました案件に対する総務企画委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第77号能代市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、地域再生法等の一部改正に伴い、県の認定を受けて本社機能の事務所等を本市の区域内へ移転する事業者に対し、固定資産税の課税免除の規定を定めようとするものであります。 審査の過程において、今回の改正は不均一課税から課税免除になったことが大きな改正点だが、改正前も含めて実績はあるか、との質疑があり、当局から、本市及び秋田県内での実績はなかった、との答弁があったのでありますが、これに対し、制度を周知し、働きかけを行うことが必要と思われるが、どのような取り組みを行っているか、との質疑があり、当局から、市内に立地する企業で都内に本社管理部門がある企業には、訪問して制度説明を行っている。また、都内の企業には、県の東京事務所へ派遣している職員が訪問した際に制度説明を行い、周知に努めている、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第78号字の区域の変更についてでありますが、本案は、轟地区農地集積加速化基盤整備事業区域内の字の区域を変更しようとするものであります。 審査の過程において、変更後の字の区域には地番はつかないのか、との質疑があり、当局から、市が字の区域の変更を告示した後、県が換地処分の登記等の作業を行い付番されることとなる、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第79号旧慣による公有財産の使用権の廃止についてでありますが、本案は、下田平地区が旧来の慣行により使用権を有する公有財産の一部を、下田平地区農地集積加速化基盤整備事業揚水機場用地等として秋田県に処分するに当たり、当該使用権を廃止しようとするものであります。 審査の過程において、下田平地区との財産処分に関する約定の内容について質疑があり、当局から、取り決めにより、収入の8割を下田平集落に交付することとなっている、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第88号平成30年度能代市常盤財産区特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ53万9000円を追加しようとするもので、この内容は、歳入では基金繰入金の追加で、歳出では総務管理費の追加であります。 次に、議案第89号平成30年度能代市鶴形財産区特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ34万円を追加しようとするもので、この内容は、歳入では基金繰入金の追加で、歳出では繰出金の追加であります。 次に、議案第90号平成30年度能代市檜山財産区特別会計補正予算は、歳入予算の補正で、基金繰入金の減額と繰越金の追加であります。 以上の3財産区特別会計補正予算は、一括して審査したのでありますが、審査の過程において、常盤財産区の管理委員現地調査報酬等の内容について触れられ、当局から、7月に財産区の林業用作業道が崩れ、これを復旧するための重機の借り上げ料、原材料、委員の賃金を計上するものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、議案第88号、第89号、第90号は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、陳情について申し上げます。整理番号第6号消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出についての陳情は、不採択とすべきであるとの意見として、陳情者の願意及び心配は理解するが、国政、税務、行政の場において10%引き上げの前提で推移している。今後増税しなくとも持続可能な財政運営をしていただくこと、心配への検証をしていただくことが陳情者の願意にかなうことと申し上げ、不採択とすべきである、との意見があったのであります。 また、同じく不採択とすべきであるとの意見として、社会保障給付少子高齢化対策の財源として、国民全体が負担する消費税であったと認識している。消費税は5%から8%、10%と段階的に取り入れる予定のものであったが、自然災害等が相次ぐ中で10%実施は先送りして見直し、今日に至っているが、社会保障給付少子高齢者対策の充実した取り組みは急務で、猶予、予断を許されない状況にあることは国民みんなが周知のとおりである。こうした手当てに対する財源の確保は必要であり、適切な時期に、公平に国民全体が負担する消費税を引き上げることはやむを得ないのではないかと思われる。よって願意は認めがたく、不採択とすべきである、との意見があったのであります。 採決の結果、本陳情は全会一致で不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。2番小林秀彦さん。 ◆2番(小林秀彦君) 整理番号第6号消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出についての陳情書について、採択の立場で討論をいたします。政府は、平成31年10月の消費税率10%への引き上げをあくまでも行う姿勢を崩していません。増税により私たちの暮らしや地域経済は深刻な打撃を与えます。そもそも、消費税は所得の少ない人ほど負担が重く、貧困と格差を拡大する根本的な結果を持つ税制です。日本国憲法は応能負担原則に沿った税制の確立を大前提としています。今必要なことは、消費増税ではなく、税金の集め方、使い方を見直し、大企業や富裕層を優遇する不公平税制を正すべきです。よって、採択すべきものといたします。 ○議長(渡辺優子君) 以上で通告による討論は終わりました。これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の陳情整理番号第6号消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出について、御異議がありますので、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は、不採択であります。本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺優子君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。-----------------------------------文教民生委員長報告 ○議長(渡辺優子君) 日程第8、議案第80号能代市文化会館大・中ホール音響機器 改修工事の請負契約について、日程第9、議案第81号能代市文化会館大・中ホール照明設備改修工事の請負契約について、日程第10、議案第91号平成30年度能代市国民健康保険特別会計補正予算、日程第11、議案第92号平成30年度能代市後期高齢者医療 特別会計補正予算、日程第12、議案第93号平成30年度能代市介護保険特別会計補正予算、日程第13、議案第94号能代市保育所条例の一部改正について、日程第14、文教民生委員会に付託した陳情1件、継続審査中の整理番号第5号、以上を議題といたします。文教民生委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。文教民生委員長 佐藤智一さん。     (文教民生委員長 佐藤智一君 登壇)(拍手) ◆7番(佐藤智一君) ただいま議題となりました案件に対する文教民生委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第80号能代市文化会館大・中ホール音響機器改修工事の請負契約についてでありますが、本案は、北日本通信株式会社能代電設工業株式会社特定建設工事共同企業体 代表者 北日本通信株式会社 代表取締役 瀬川 純と同工事請負契約を締結しようとするものであります。契約金額は1億5552万円、契約の方法は条件付一般競争入札であります。 審査の過程において、入札参加業者は1者だが、複数の業者が応募できる要件だったのか、との質疑があり、当局から、今回の入札参加要件は、10年以内に請負金額1億円以上の舞台音響設備の新設または改修工事を行った実績を有することなどとした。同種工事の施工実績を有する業者が3者以上あり、共同企業体としても3者以上の組み合わせが可能であることを確認していたが、結果的に入札に参加した業者が1者になったものである、との答弁があったのであります。 また、学校から音響機器の再利用の要望があれば対応するのか、との質疑があり、当局から、機器の移設や設置には費用がかかるが、要望があれば検討したい、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第81号能代市文化会館大・中ホール照明設備改修工事の請負契約についてでありますが、本案は、ユアテック・石井・赤塚特定建設工事共同企業体 代表者 株式会社ユアテック能代営業所 所長 尾形勝美と同工事請負契約を締結しようとするものであります。契約金額は4億5900万円、契約の方法は条件付一般競争入札であります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第91号平成30年度能代市国民健康保険特別会計補正予算は、条文において、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ441万6000円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では前年度繰越金の追加、歳出では一般被保険者償還金の計上であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第92号平成30年度能代市後期高齢者医療特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ147万8000円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の計上で、歳出では制度改正に伴うシステム改修委託料の計上であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第93号平成30年度能代市介護保険特別会計補正予算は、条文において、保険事業勘定歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億7181万7000円を追加しようとするもので、この主な内容は、歳入では前年度繰越金の追加、歳出では過年度国庫負担金等返還金の追加であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第94号能代市保育所条例の一部改正についてでありますが、本案は、子ども・子育て支援法施行令等の一部改正に伴い、保育料の階層区分の認定に係る市町村民税の算定に関する規定を改めようとするものであります。 審査の過程において、未婚のひとり親を寡婦とみなす特例の創設で、市内に対象となる方はいるのか、との質疑があり、当局から、現時点では2人が対象になると見込んでいる、との答弁があったのでありますが、これに関連し、どのように周知するのか、との質疑があり、当局から、今月に保育料算定の切りかえがあるため、それとあわせて周知するとともに、対象者には、申請書を同封し、個別にお知らせする、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、継続審査中の陳情について申し上げます。整理番号第5号グラウンドゴルフ専用コースの整備についての陳情は、まず、本陳情の願意は妥当であり採択すべきである、との意見があったのであります。 次に、継続審査に付すべきであるとの意見として、グラウンドゴルフ専用コースの整備は必要なことだが、要望の内容を見ると、能代球場に隣接の市有地で、場所を指定してきているほか、同コースの維持管理については、市において行っていただきたいと書かれている。他の協会ではある程度管理しているところもあり、もう少し協議が必要と考えることから、継続審査に付すべきである、との意見があったのであります。 これについて、まず、継続審査とすることについて採決したところ、可否同数となりましたので、委員長において継続審査に付すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の継続審査中の陳情整理番号第5号グラウンドゴルフ専用コースの整備について御異議がありますので、起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は継続審査であります。本件は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(渡辺優子君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き、他の各案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。-----------------------------------産業建設委員長報告 ○議長(渡辺優子君) 日程第15、議案第82号平成29年度能代市水道事業会計決算の認定について、日程第16、議案第83号平成29年度能代市下水道事業会計決算の認定について、日程第17、議案第85号平成30年度能代市簡易水道事業特別会計補正予算、日程第18、議案第86号平成30年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算、日程第19、議案第87号平成30年度能代市浄化槽整備事業特別会計補正予算、日程第20、産業建設委員会に付託した陳情1件、整理番号第7号、以上を議題といたします。産業建設委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。産業建設委員長 藤田克美さん。     (産業建設委員長 藤田克美君 登壇)(拍手)
    ◆13番(藤田克美君) ただいま議題となりました案件に対する産業建設委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第82号平成29年度能代市水道事業会計決算の認定についてでありますが、本決算については、決算書及び決算審査意見書をもとに、当局の説明を求め審査いたしました。 まず、概況について申し上げます。給水状況について、29年度末の給水戸数は、前年度より48戸増の2万15戸で、給水人口は、前年度より569人減の4万2221人となっております。建設改良については、配水管等整備事業として、道地地区配水管布設工事、鰄渕地区及び落合地区の配水管更新工事、他工事に伴う配水管移設工事を実施しております。また、天内地区簡易水道統合整備事業として、天内地区配水管布設工事を、北部地区配水管整備事業として、北部地区配水管布設工事を実施しております。 財政状況については、収益的収支では、1億9109万4884円の当年度純利益を計上し、資本的収支では、収入額が支出額に対して不足する額4億4514万8069円を、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金当年度分損益勘定留保資金等で補填しております。 審査の過程において、有収率が改善されていない状況について質疑があり、当局から、水道管の老朽化による漏水量の増が要因となっており、その更新が効果的であると考えている。20年度からは漏水件数の最も多い給水管の更新を、配水管更新の際に同時に実施しているが、これに加え、地上にあらわれない地下漏水量を抑えるための調査等を検討していきたい、との答弁があったのでありますが、これに関連し、老朽管の更新は現在の35年度までの計画で全て完了するのか、との質疑があり、当局から、耐用年数を経過することで老朽管としての取り扱いとなることから、今後も計画的に更新を進めていきたい、との答弁があったのであります。 また、現在国で審議されている水道法改正案が成立した場合の本市への影響について質疑があり、当局から、法案が成立すると、市が水道施設を保有したまま、民間事業者に運営権を設定できるようになる。しかし現行料金の中で、民間事業者が十分な利益を得ることができるかについては不透明であるため、法案成立後すぐに実施準備をすることは考えていない、との答弁があったのであります。 審査の結果、本決算は原案どおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第83号平成29年度能代市下水道事業会計決算の認定についてでありますが、本決算については、決算書及び決算審査意見書をもとに、当局の説明を求め審査いたしました。 まず、概況について申し上げます。生活排水処理整備状況については、平成29年度末の処理区域内人口は、前年度と比較して291人増の2万5917人となっており、市全体の公共下水道による普及率は、48.2%となっております。 整備面積については、前年度と比較して17.46ヘクタール増の825.83ヘクタールとなっております。建設改良については、汚水に係る管渠整備事業では、向能代分区、長崎分区、東能代第一分区を整備し、雨水に係る管渠整備事業では、港町排水区を整備しております。また、管渠改修事業では、港町排水区管渠改修工事を実施しております。また、能代終末処理場のほか、2中継ポンプ場の、増設及び第2期再構築工事を実施しております。 財政状況については、収益的収支では、1億2231万1832円の当年度純利益を計上し、資本的収支では、収入額が支出額に対して不足する額5億685万9897円を、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金当年度分損益勘定留保資金等で補填しております。 審査の過程において、今後の事業の見通しについて質疑があり、当局から、ここ2~3年で事業化区域内の管渠整備が完了する予定であり、現在、区域拡大を含め、事業計画の変更作業を進めているところである、との答弁があったのであります。 また、今後の経営見通しについて質疑があり、当局から、29年度から10年間の経営の基本となる下水道事業経営戦略の初年度である29年度決算を見た限りでは、経営戦略に沿った形で10年間は推移すると考えている、との答弁があったのであります。 また、能代山本広域市町村圏組合が管理運営する、中央衛生処理場からの処理水の受け入れを開始したことにより、下水道使用料収入が前年度よりふえていることについて質疑があり、当局から、中央衛生処理場が処理した後の処理水は、これまでは海へ放流されていたが、能代火力発電所の最終処分場の拡張工事に伴い施設の移転等が必要となったが、経費等を考慮した結果、処理水を市の公共下水道が受け入れることとなったものである、との答弁があったのでありますが、これに関連し、いつまで受け入れが続くのか、との質疑があり、当局から、中央衛生処理場が現在地で運転する限り、市の下水道へ処理水が流入することから、収益につながるものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、本決算は原案どおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第85号平成30年度能代市簡易水道事業特別会計補正予算は、条文において、歳入予算の補正をしようとするもので、この内容は、前年度繰越金の追加と、それに伴う一般会計繰入金の減額であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第86号平成30年度能代市農業集落排水事業特別会計補正予算は、条文において、歳入予算の補正をしようとするもので、この内容は、前年度繰越金の追加と、それに伴う一般会計繰入金の減額であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第87号平成30年度能代市浄化槽整備事業特別会計補正予算は、条文において、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,000円を追加しようとするもので、この内容は、歳入では、前年度繰越金の追加と、一般会計繰入金の減額で、歳出では維持管理費の追加であります。 審査の結果、本予算は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、陳情について申し上げます。整理番号第7号食糧の安全・安心を図るために農産物検査法及び食品表示法の抜本的見直しを求める意見書提出についての陳情は、不採択とすべきであるとの意見として、陳情書によると、現在の検査規格では、厳しい基準をクリアするため、農薬の多使用が促されており、また、無防除区や雑草多発田での試験により斑点米混入率はそれほど高まらないと考えられる、と記されているが、大部分が防除区域となっている現在、全体を無防除とした場合、カメムシの大量発生が懸念される。また、斑点米の混入が多い場合を想定し、農家あるいは集荷業者等が、高額な色彩選別機を導入する必要性が生じることに加え、選別過程での作業労務の増加、選別による歩どまりの低下等、コストのかかり増しが考えられるほか、買い取り時に抽出試験を実施し、斑点米混入率の優劣を買い取り価格に反映させることも予想される。以上のことから、一部の法人等が無農薬栽培米として付加価値をつけた価格を設定し、販売することは可能であるとは思うが、国全体として、また、大規模単位での実施は、流通段階等で混乱が予想され、現実にそぐわないと思われる。よって願意は妥当と認められず、不採択とすべきである、との意見があったのであります。 同じく、不採択とすべきであるとの意見として、農産物検査法による検査は、生産現場の良質米生産の指標となっており、等級や着色粒規定が廃止となれば、品質の低下や米価への影響が懸念され、生産現場の混乱が想定される。国民に食糧を安定的に供給する責任を果たすため、農産物検査が果たしてきた役割は大きく、見直し内容が国から明示されていない現状においては、慎重な対応が求められるものであることから、不採択とすべきである、との意見があったのであります。 採決の結果、本陳情は全会一致で不採択とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の各案件は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は委員長報告のとおり決しました。-----------------------------------議会基本条例策定特別委員長報告 ○議長(渡辺優子君) 日程第21、議会基本条例の策定に向けた調査及び検討についてを議題といたします。議会基本条例策定特別委員会の調査及び検討の経過並びに結果の報告を求めます。議会基本条例策定特別委員長 落合範良さん。     (議会基本条例策定特別委員長 落合範良君 登壇)(拍手) ◆18番(落合範良君) ただいま議題となりました議会基本条例の策定に向けた調査及び検討について、本委員会の調査及び検討の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、議会閉会中の8月9日に開催した本委員会において、たたき台として活用している会派希望の試案をもとに、条例に盛り込む項目について、検討を行いました。 その中で、各項目に対する意見として、「最高規範」の項目は、最も尊重されるべき位置づけにすることを条件に、「他の条例等との関係」という形にしてもよいのではないか、「議長及び副議長の選出」は、より開かれた議会を目指す上では当然必要な項目であるとの意見があったのであります。 また、「議員間の自由討議」の項目は、他市議会の例も参考にしながら十分に時間をかけて協議したいとの意見があったのでありますが、これに対し、言葉として残すことはやぶさかではないとの意見があったのであります。 また、「通年議会制の導入」について、より慎重な議論が必要との意見があったのでありますが、これに対し、今の段階では項目は不要との意見があったのであります。 また、県内他市にあり、能代市のたたき台にない項目について、県内他市で大部分が取り入れている項目については取り入れてもらいたいとの意見があったのに対し、既に本市に条例が存在しているなど不要な項目もあるのではないかとの意見があったのであります。 協議の結果、再度各会派で検討を行い、次回委員会において各項目を決めることと決定いたしました。 次に、策定スケジュールについて、検討を行いました。その中で、条項の検討を平成30年8月から9月、条文の検討を11月から31年2月、逐条解説を3月、市当局との協議を4月、パブリックコメントを5月から6月、全員協議会を7月、議会報告会を住民説明会とあわせ意見交換会として8月に行い、9月に議案を上程するとの提案があり、協議の結果、本提案を目標として進むことを、全会一致で決定いたしました。 次に、今定例会における調査及び検討の概要でありますが、条例に盛り込む項目を決定するための検討を行いました。 その中で、「通年議会制の導入」の項目について、より慎重な議論が必要であり継続協議とするべきとの意見があったのでありますが、協議に相当の時間を要すると考えられることから、議会改革の検討の場が設けられた際などに別枠で協議が必要であるが、現時点では項目としては不要であるとの意見があり、協議の結果、本項目は不要であると決定いたしました。 また、県内他市にあり、能代市のたたき台にない項目について、現在検討に挙がっているそれぞれの項目を全て取り入れたいとの意見があったのでありますが、これに対し、「他の条例等との関係」の項目は、「最高規範」にかわるものとして必要であり、「議会・議員の研修」の項目は、議会の文言を除き議員の研修として必要であるが、「市長による政策の形成過程等の説明」、「予算及び決算審査における説明」、「議会の議決事件」、「議会図書室」の項目は、それぞれ不要であるとの意見があったのであります。 協議の結果、「他の条例等との関係」の項目は必要、「市長による政策の形成過程等の説明」、「予算及び決算審査における説明」、「議会の議決事件」、「議会図書室」の項目はそれぞれ不要、「議会・議員の研修」の項目は議員の研修として必要と決定いたしました。 また、他の検討中の項目、「議員間の自由討議」、「報告会及び広報の充実」、「議会費の要望」、「緊急事態等への対応」の項目はそれぞれ必要、「最高規範」の項目は不要とすることを、全会一致で決定いたしました。 また、次回から条文の検討に入ることを踏まえ、進め方について協議を行い、今回決定したことも踏まえ、改めて条項及び条文のたたき台を作成し、それをもとに協議を進めていくことと決定いたしました。 なお、議会基本条例の策定に向けた調査及び検討については、引き続き議会閉会中の継続調査とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま委員長報告の案件については委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本件は委員長報告のとおり決しました。----------------------------------- △各常任委員長報告 ○議長(渡辺優子君) 日程第22、議案第84号平成30年度能代市一般会計補正予算を議題といたします。各委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。総務企画委員長 渡邊正人さん。     (総務企画委員長 渡邊正人君 登壇)(拍手) ◆9番(渡邊正人君) ただいま議題となりました、議案第84号平成30年度能代市一般会計補正予算中、総務企画委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、条文でありますが、第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億7560万円を追加し、予算の総額を283億6000万円と定めております。 第2条では繰越明許費の追加について、第3条では債務負担行為の追加について、第4条では地方債の変更について定めております。 次に、歳入でありますが、8款地方特例交付金は26万6000円の追加で、地方特例交付金であります。 9款地方交付税は1億6642万8000円の追加で、普通交付税であります。 12款使用料及び手数料は22万2000円の追加で、技術開発センター試験等手数料であります。 13款国庫支出金は194万円の追加で、社会資本整備総合交付金であります。 14款県支出金は97万円の追加で、がけ地近接等危険住宅移転事業費補助金であります。 15款財産収入は132万4000円の追加で、下田平地区土地売払収入の追加が主なものであります。 16款寄附金は120万円の追加で、一般寄附金と子ども館寄附金の計上であります。 17款繰入金は2億989万2000円の減額で、鶴形財産区繰入金の追加と財政調整基金繰入金の減額が主なものであります。 18款繰越金は4億9139万8000円の追加で、前年度繰越金であります。 19款諸収入は194万4000円の追加で、全国市有物件災害共済会共済金であります。 20款市債は1,980万円の追加で、臨時財政対策債と川の駅整備事業債の追加であります。 審査の過程において、繰越明許費の追加の内容について質疑があり、当局から、川の駅整備事業費は道の駅からきみまち阪へ行くための歩道橋をかける工事を行うものであるが、工事に使用する製品の納入が、通常3カ月程度かかるものが資材の鉄骨の入手のおくれなどにより6カ月かかるとのことであったため、繰り越しをして完成を目指すものである。また、がけ地近接等危険住宅移転事業費は中沢のがけ地に近接する住宅が対象であるが、居住者が新たに住宅を建築、転居し、現在の住宅を撤去するのが来年の夏ころと見込まれることから、繰り越しをして実施しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、道の駅ふたつい指定管理料の債務負担行為の追加について質疑があり、当局から、指定管理料の電気料金について、当初月額料金を年額料金として誤って計上しており、不足が生じることなどから差額を追加しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、道の駅ふたついの利用者はオープン以降堅調に推移しているが、利用者を町なかへ誘導する計画は進んでいるか、との質疑があり、当局から、利用者は9月上旬現在で約22万9000人となっている。町なかへの誘導については関係機関と協議し、今後、地域の若い方を集めてワークショップを行いながら手法等を検討していくことを考えている、との答弁があったのであります。 また、地方交付税の昨年度との違いについて質疑があり、当局から、昨年度は高齢者保健福祉費の単位費用が減額されたことなどから実質的な地方交付税は減額となった。今年度の当初予算の算定に当たっては国から示された地方財政計画の伸び率マイナス2%をもとに算定していたが、個別算定経費が増額となったことから、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税が増加している、との答弁があったのであります。 また、技術開発センター試験等手数料が増加となった要因について質疑があり、当局から、技術開発センターで行っている蒸気乾燥について、例年であれば秋から冬に依頼されるが、今年度は春から依頼があることから、手数料を増額しようとするものである、との答弁があったのであります。 また、能代青果地方卸売市場株配当金について、配当額は定額なのか、との質疑があり、当局から、決算後、利益があった際に株主総会で配当が決められ、毎年変動している、との答弁があったのであります。 また、一般寄附金の使途について質疑があり、当局から、このたびの寄附金は二ツ井観光開発株式会社が事業を清算するに当たり、市に寄附していただいたものである。使途の指定はなかったことから、一般財源として市のさまざまな事業に活用させていただきたいと考えている、との答弁があったのであります。 次に、歳出について申し上げます。1款議会費は21万3000円の追加で、議員費と議会事務費の追加であります。 2款総務費は4億2249万5000円の追加で、財政調整基金積立金、減債基金積立金、道の駅ふたつい施設管理費の追加が主なものであります。 審査の過程において、財政調整基金及び減債基金の積立金の考え方について質疑があり、当局から、財政調整基金積立金は、毎年度、繰越金の2分の1を下回らない額を積み立てることとなっている。減債基金積立金は、庁舎整備事業の継続費精算を行ったところ、不用額が生じたことから、これを庁舎整備事業に係る起債の償還に充てるため、減債基金に積み立てするものである、との答弁があったのであります。 また、道の駅ふたつい整備事業費について、どのような工事を予定しているか、との質疑があり、当局から、駐車場等へのスピーカーの設置、ガラスへの衝突防止用のカッティングシートの張りつけ、トイレへの誘導看板、展望デッキ及び階段の目隠し板の設置、室外機置き場への鳥進入対策、オープンデッキの段差の解消、建物本体と屋根つきイベント広場の屋根のすき間の解消を予定している、との答弁があったのでありますが、これに関連し、今後大きな工事は予定されているか、との質疑があり、当局から、道の駅については建物、外構の工事は終了している。今後、川の駅に関する事業として歩道橋やドッグラン等の整備、きみまち阪までのアクセス道路の工事を予定している、との答弁があったのであります。 審査の結果、条文及び歳入、歳出1款議会費、2款総務費はいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) 次に、文教民生委員長 佐藤智一さん。     (文教民生委員長 佐藤智一君 登壇)(拍手) ◆7番(佐藤智一君) 議案第84号中、文教民生委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出3款民生費は178万円の追加で、この主な内容は、認可保育所運営費、国民年金事務費の追加であります。 次に、10款教育費は1295万4000円の追加で、この主な内容は、施設管理費、小学校管理費、中学校管理費の追加であります。 審査の過程において、旧仁鮒小学校体育館屋根等の修繕料とあるが、仁鮒小学校は解体する計画ではなかったのか、との質疑があり、当局から、解体計画は校舎のほうで、体育館は大規模な改修が必要となるまでの間は使っていただくことにしている。校舎の解体の際には、校舎と体育館一括での解体も含め、地域住民と相談したいと考えている、との答弁があったのであります。 また、建築基準を満たしていない小・中学校のブロック塀等の設置場所について質疑があり、当局から、多くは学校の校門付近に設置されている組積造の塀である、との答弁があったのでありますが、これに関連し、どのように修繕するのか、との質疑があり、当局から、高さの基準である1.2メートル以下となるように塀の段数を減らすなどして対応したいと考えている、との答弁があったのであります。 また、ブロック塀等の修繕に当たり、木塀に切りかえるという選択肢はなかったのか、との質疑があり、当局から、費用面から高さ等を調整することで対応したいと考えたものである、との答弁があったのであります。 また、東雲中スクールバス停車帯の設置場所の設定について質疑があり、当局から、敷地内で教職員の目が届き、降雪期も使用できることや近隣住民の迷惑にならない中学校裏側に設定したものである、との答弁があったのでありますが、これに関連し、停車帯設置に伴う桜移植の委託について質疑があり、当局から、停車帯に卒業生が寄贈した桜があることから、これを停車帯の横に移植するものである、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出3款民生費、10款教育費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、当局から報告された内容について申し上げます。 能代市奨学金について、今年度から募集時期を早め、12月に採用決定できるよう準備を進めている。来年度は、8月、9月に募集を開始し、10月には採用決定する予定である。また、能代市ふるさと人材育成・定住促進奨学金については、今年度で募集が終了となることから、新たな制度について現在、検討している、との報告があったのであります。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) 次に、産業建設委員長 藤田克美さん。     (産業建設委員長 藤田克美君 登壇)(拍手) ◆13番(藤田克美君) 議案第84号中、産業建設委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出4款衛生費は、251万7000円の追加で、この内容は、過年度証紙収入還付金の計上、リサイクルセンター管理費の追加と、簡易水道事業特別会計操出金の減額であります。 次に、6款農林水産業費は、284万円の追加で、この主な内容は、土地改良事務費の追加、農地・農業用施設災害復旧支援事業費補助金の計上であります。 審査の過程において、農地・農業用施設災害復旧支援事業費補助金の概要について質疑があり、当局から、気象災害により被害を受けた農地及び農業用施設の復旧を支援するもので、今年5月以降の大雨被害を受けた農地・農業用施設の復旧に要する重機の借り上げ料や、山砂・砕石等の資材購入費の4分の3を助成するものである、との答弁があったのでありますが、これに対し、補助対象者について質疑があり、当局から、土地改良区、農道管理組合、水利組合、自治会または町内会を補助対象者として考えている。個人の農家は、所属している自治会、水利組合等を通して申請していただきたい、との答弁があったのであります。 次に、7款商工費は、158万6000円の追加で、この内容は、企業誘致推進事業費、工業団地管理費、技術開発センター・木の学校管理運営費、観光施設管理費の追加であります。 審査の過程において、建築基準法の基準を満たしていないことにより、改修のための基礎調査を行う、旧料亭金勇のブロック塀の状態について質疑があり、当局から、南側のブロック塀は高さの基準を超えている。前面のブロック塀は鉄筋が基準どおり入っているか不明であるほか、控え壁が設置されておらず、基準を満たしていない状態である、との答弁があったのでありますが、これに関連し、今後新たな塀を設置する際、木塀等、金勇の建物に合った外構にすべきではないか、との質疑があり、当局から、基本的には、現在の景観を維持する考えであるが、木塀等の他の方法についても、今後の検討に加えていきたい、との答弁があったのであります。 次に、8款土木費は、3121万5000円の追加で、この主な内容は、道路維持費、住宅リフォーム支援事業費の追加、がけ地近接等危険住宅移転事業費の計上であります。 審査の過程において、がけ地近接等危険住宅移転事業の対象となる市内の区域について質疑があり、当局から、平成30年3月末現在、急傾斜地崩壊危険区域170カ所のうち、危険の著しい区域として県が指定する区域23カ所、地すべり防止区域8カ所のうち、危険の著しい区域として県が指定する区域2カ所、土砂災害警戒区域296カ所のうち、特別警戒区域220カ所、以上を合わせたものから重複箇所を除いた226カ所のうち、区域が指定される以前に建設し、居住している住宅が対象となる。また、これに加え、高さ3メートルかつ角度30度を超える崖の上または下にある一定基準を満たす住宅が対象となる、との答弁があったのでありますが、これに対し、制度の周知は十分であるか、との質疑があり、当局から、昭和50年ころから平成10年ころまでは、該当する住戸の訪問のほか、パンフレットの送付により周知を図ったことで、これまで12軒が移転したが、22年度以降は、利用者がいない状況が続いていた。26年に発生した広島の土砂災害を受けた法改正に伴い、対象となる土砂災害特別警戒区域がふえたことから、まずは該当区域内の対象家屋を調査し、把握した上で、制度の周知を図っていきたい、との答弁があったのであります。 また、住宅リフォーム支援事業の上限額や使い勝手など、制度拡充の検討について質疑があり、当局から、27年度の制度の拡充により、補助上限額までは複数回利用できるようにした。本事業は事業期間を31年度までと定めており、事業の継続については、31年度までの実績、効果等を見きわめた上で、制度の拡充も含め検討していきたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出4款衛生費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手) ○議長(渡辺優子君) ただいまの各委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま各委員長報告の案件は各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は各委員長報告のとおり決しました。----------------------------------- △日程第23 議案第95号平成29年度能代市一般会計決算及び特別会計決算の認定について ○議長(渡辺優子君) 日程第23、議案第95号平成29年度能代市一般会計決算及び特別会計決算の認定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。会計管理者。 ◎会計管理者(松橋優悦君) 議案第95号平成29年度能代市一般会計決算及び特別会計決算の認定について御説明いたします。本件で認定をお願いいたします決算は、一般会計と10の特別会計であります。 初めに、一般会計についてでありますが、決算書の一般会計歳入歳出決算総括表により、概要を説明させていただきます。 まず、歳入でありますが、1款市税は、収入済額が61億5555万2672円、不納欠損額が3099万34円、収入未済額が5億5919万5711円で、収入率は、調定比で91.67%であります。以下、収入率については、調定比で申し上げます。 次の2款から6款までは、収入率が100%で、それぞれの収入済額は2款地方譲与税は2億7007万8722円、3款利子割交付金は973万円、4款配当割交付金は1286万7000円、5款株式等譲渡所得割交付金は1203万5000円、6款地方消費税交付金は10億5201万2000円、7款ゴルフ場利用税交付金は調定額、収入済額ともゼロ円であります。 次の8款から11款までは収入率が100%で、それぞれの収入済額は8款自動車取得税交付金は4,972万円、9款地方特例交付金は1799万6000円、10款地方交付税は86億5727万6000円、11款交通安全対策特別交付金は746万円であります。12款分担金及び負担金は、収入済額が1億19万2541円、不納欠損額が14万5750円、収入未済額が371万1699円で、収入率は96.43%。収入未済の主なものは、児童福祉費負担金であります。 13款使用料及び手数料は、収入済額が3億9880万4432円、収入未済額が3393万7739円で、収入率は92.16%。収入未済の主なものは、住宅使用料であります。 14款国庫支出金は、収入済額が38億7621万5533円、収入未済額が1億416万円で、収入率は97.38%。収入未済は国庫補助金で、主なものは、戸籍住民基本台帳費補助金、商工費補助金、道路橋りょう費補助金、小学校費補助金及び中学校費補助金であります。 15款県支出金は、収入済額22億731万9566円で、収入率は100%であります。 16款財産収入は、収入済額が7455万4950円、収入未済額が13万円で、収入率は99.83%。収入未済は、財産貸付収入であります。 次の17款から19款までは収入率が100%で、それぞれの収入済額は、17款寄附金は6523万5626円、18款繰入金は11億2934万2329円、19款繰越金は7億3953万2686円であります。 20款諸収入は、収入済額が6億4098万1132円、不納欠損額が582万9094円、収入未済額が4671万8163円で、収入率は93.21%。収入未済の主なものは、貸付金元利収入であります。 21款市債は、収入済額36億1890万円で、収入率は100%であります。 歳入合計の収入済額は290億9580万6189円、不納欠損額は3696万4878円、収入未済額は7億4785万3312円で、収入率は97.49%となっております。 次に、歳出であります。1款議会費は、支出済額が2億2525万6070円、不用額380万8930円で、執行率は98.34%であります。 2款総務費は、支出済額が44億5866万7465円、翌年度繰越額が1億5649万1640円、不用額3億2163万1515円で、執行率は90.32%。翌年度へ繰り越した事業費は、道の駅ふたつい整備事業費など4つの事業費であります。 3款民生費は、支出済額が101億1955万5922円、翌年度繰越額が1,035万円、不用額2億8622万6366円、執行率は97.15%。翌年度へ繰り越した事業費は、社会福祉施設整備費補助金であります。 4款衛生費は、支出済額が17億5526万9289円、翌年度繰越額が265万1000円、不用額5544万5551円で、執行率は96.80%。翌年度へ繰り越した事業費は、能代山本広域市町村圏組合負担金であります。 5款労働費は、支出済額が2959万2864円、不用額156万4136円で、執行率は94.98%であります。 6款農林水産業費は、支出済額が12億2853万9180円、翌年度繰越額が1億5949万1470円、不用額2646万7781円で、執行率は86.85%。翌年度へ繰り越した事業費は、県営ほ場整備事業費など2つの事業費であります。 7款商工費は、支出済額が10億2050万6660円、翌年度繰越額が8868万1000円、不用額2913万5374円で、執行率は89.65%。翌年度へ繰り越した事業費は、技術開発センター・木の学校改修事業費であります。 8款土木費は、支出済額が29億237万6634円、翌年度繰越額が1億4059万1280円、不用額1億2082万4827円で、執行率は91.74%。翌年度へ繰り越した事業費は、道路改良事業費など7つの事業費であります。 9款消防費は、支出済額が11億4487万5558円、不用額1630万5442円で、執行率は98.60%であります。 10款教育費は、支出済額が24億8178万6349円、翌年度繰越額が1億3870万9000円、不用額7460万6771円で、執行率は92.09%。翌年度へ繰り越した事業費は、小学校費の耐震補強事業費など5つの事業費であります。 11款災害復旧費は、支出済額が1404万2700円、不用額28万3300円で、執行率は98.02%であります。 12款公債費は、支出済額が29億3403万3445円、不用額84万8555円で、執行率は99.97%であります。 13款予備費は、予算残額が1416万5546円となっております。 なお、予備費充用額につきましては、この総括表には記載されておりませんが、583万4454円となっております。 歳出合計の支出済額は、283億1450万2136円、翌年度繰越額が6億9696万5390円、不用額9億5131万4094円で、執行率は94.50%となっております。 歳入歳出差引残額は欄外に記載しておりますが、7億8130万4053円となり、翌年度へ繰り越すべき財源3990万5390円を差し引いた実質収支は、7億4139万8663円となります。 なお、歳入歳出決算額の前年度に対する伸び率や構成比及び、主要な施策の執行状況等については、お手元に配付しております主要な施策の成果を説明する書類に記載しておりますので、説明を省略させていただきます。 次に、特別会計でありますが、特別会計歳入歳出決算総括表により、説明させていただきます。 簡易水道事業特別会計の歳入は、収入済額が3億242万8748円、収入未済額が5万9985円、収入率は99.98%であります。収入未済は給水使用料であります。歳出は、支出済額が3億237万2468円、不用額309万7532円、執行率は98.99%で、差引残額は5万6280円であります。 農業集落排水事業特別会計の歳入は、収入済額が1498万1195円で、収入率は100%であります。歳出は、支出済額が1458万6734円、不用額44万2266円、執行率は97.06%で、差引残額は39万4461円であります。 浄化槽整備事業特別会計の歳入は、収入済額が1億6853万7806円、不納欠損額が3万6100円、収入未済額が147万5016円、収入率は99.13%であります。収入未済は、浄化槽使用料であります。歳出は、支出済額が1億6779万3893円、不用額144万7107円、執行率99.14%で、差引残額は74万3913円であります。 浅内財産区特別会計の歳入は、収入済額が277万8163円で、収入率100%であります。歳出は、支出済額が277万8163円、不用額28万8837円、執行率90.58%で、差引残額はゼロ円であります。 常盤財産区特別会計の歳入は、収入済額が311万5160円で、収入率100%であります。歳出は、支出済額が311万5160円、不用額55万7840円、執行率84.81%で、差引残額はゼロ円であります。 鶴形財産区特別会計の歳入は、収入済額が198万6730円で、収入率100%であります。歳出は、支出済額が198万6730円、不用額61万2270円、執行率76.44%で、差引残額ゼロ円であります。 檜山財産区特別会計の歳入は、収入済額が354万992円で、収入率100%であります。歳出は、支出済額が250万2457円、不用額102万1543円、執行率71.01%で、差引残額は103万8535円であります。 国民健康保険特別会計の事業勘定の歳入は、収入済額が74億629万3920円、不納欠損額が1856万8672円、収入未済額が4億9493万4920円で、収入率は93.74%であります。収入未済の主なものは、国民健康保険税であります。歳出は、支出済額が69億2214万7819円、不用額5億762万7181円、執行率93.17%で、差引残額は4億8414万6101円であります。 後期高齢者医療特別会計の歳入は、収入済額が6億4504万9620円、不納欠損額が28万8150円、収入未済額が369万5300円で、収入率99.43%であります。収入未済は、普通徴収保険料であります。歳出は、支出済額が6億4461万3862円、不用額136万5138円、執行率99.79%で、差引残額は43万5758円であります。 介護保険特別会計の保険事業勘定の歳入は、収入済額が74億6434万1626円、不納欠損額が674万5570円、収入未済額が1837万5645円で、収入率99.75%であります。収入未済は、第1号被保険者の保険料であります。歳出は、支出済額が72億7989万8519円、不用額1億1735万6481円、執行率は98.41%で、差引残額は1億8444万3107円であります。 介護保険特別会計の介護サービス事業勘定の歳入は、収入済額が816万9462円で、収入率100%であります。歳出は、支出済額が816万9462円、不用額88万3538円、執行率は90.24%で、差引残額はゼロ円であります。 以上、平成29年度能代市一般会計決算及び特別会計決算の認定について、その概要を説明させていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(渡辺優子君) お諮りいたします。本案は10人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、議会閉会中の継続審査にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本案は10人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、議会閉会中の継続審査とすることに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において、1番安井英章さん、6番菅原隆文さん、7番佐藤智一さん、9番渡邊正人さん、12番安岡明雄さん、13番藤田克美さん、15番武田正廣さん、17番原田悦子さん、19番庄司絋八さん、20番後藤 健さん、以上の10人を指名いたします。 ○議長(渡辺優子君) この際、議案第95号の議事の一部を残して休憩いたします。午後1時、会議を再開します。                        午前11時52分 休憩-----------------------------------                         午後1時00分 開議 ○議長(渡辺優子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案第95号について、休憩前の議事を継続いたします。 質疑を行います。5番畠 貞一郎さん。 ◆5番(畠貞一郎君) 何点かにわたって、ちょっと御質問いたしたいと思います。最初に、こちらの決算書の中の歳入の部分で、ふるさと納税寄附金6389万9000円というのがあるのですけども、これの件数と実際、ふるさと納税の返礼品等でどれくらいのものがかかっているのかどうかお知らせ願いたいと思います。合わせてふるさと納税の歳出の部分で、納税基金積立金6,300云々とありますけれども、これはどういう積立金なのかどうかお伺いいたしたいと思います。合わせて、監査委員の報告書を見ますとですね、今回、自主財源の市税については収入済額が云々。前年度比較して3.3%増となっていると。給与所得及び農業所得の増加による個人市民税や大規模風力発電設備の新設による償却資産の固定資産税が増になったことにより全体でも増収になっていると。このようになっているわけです。以前もイオン問題のときにですね、固定資産税がふえると地方交付税が減額されるという話があったのですけども、今回、例えばふるさと納税だとか、大型風力発電によって増収になった場合、地方交付税にどのような影響が与えるのかどうか。そちらのほうを教えていただきたいと思います。以上です。 ○議長(渡辺優子君) 企画部長。 ◎企画部長(尾張政克君) 畠議員の御質問にお答えいたします。初めにふるさと納税の件数でありますけれども、件数は平成29年度2,083人となっております。それから、返礼品のほうでどのくらいかかっているかということなのですけれども、返礼品の調達のための費用は1524万5174円というふうになっております。それから、歳出のほうのふるさと納税の積立金なのですけれども、これにつきましては、ふるさと納税の制度によって寄せられた個人からの寄附金を寄附者の意向に反映した施策の推進を図るために、能代市ふるさと納税基金条例に基づき、積み立てしたものであります。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 財政課長。 ◎財政課長(畠中徹君) 畠議員の御質問にお答えいたします。給与所得あるいは農業所得の増が、固定資産税の増が普通交付税の影響どのようになるのかということでございますけれども、普通交付税の算定に当たりましては、収入のみではなく基準財政需要額、歳出のほうですね、そちらのほうとの差額の部分で算定されることになりますので、単純に収入がふえた形で交付税が減額ということにはならないと考えております。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 畠 貞一郎さん。 ◆5番(畠貞一郎君) 第2質問させていただきます。今2,080何件あると。ふるさと納税ですね。返礼品が1,500何十万ということのようでございますけれども、現在いろいろ国のほうでも返礼のパーセンテージだとか、そういったものは、それに順じているというふうに考えていいかと思うのですけども、今後、ふるさと納税をふやしていくため、施策といいますかね、返礼品等を含めてどのようなお考え方があるのか。前に一般質問でうちの同僚議員も関連人口という市長もお話してましたけれども、関連人口をふやしていきたいという部分は、ふるさと納税というのも1つの大きな関係があるのではないかなというふうに私は思っております。それによってふるさとに納税していただいて、それでいろんな情報を得ながらふるさとの産品をいただいて、それを逆にいただいた方々がまた宣伝していっていただく、ということは非常にすばらしいことだろうというふうに思います。それについて今後、返礼品を含めてどのようにお考えなのかお伺いいたします。 それと、地方交付税には全く別の算定、いろんな細かい算定の方法があると思うのですけども、私も一般質問で申し上げましたけども、今後、風力発電については固定資産税もかなりの部分がふえてくるという部分になった場合に、相当な部分、地方交付税に影響を与えてくるのではないかなというふうに思いますが、その辺はいかがなのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(渡辺優子君) 企画部長。 ◎企画部長(尾張政克君) ふるさと納税を今後ふやしていく施策ということでありますけれども、ふるさと納税につきましては寄附をきっかけとしたつながりを、まずそれこそ一過性のものにしないということで、そしてまた、さらにこの能代市を知っていただけるように納税した方々に対しては、ふるさと通信という冊子を翌年度送っております。その中には使途についても記載しているほかに、市内の宿泊できる割引クーポンも贈呈などしておりまして、この制度を有効に使えるように、また能代のファン、能代の味方といえば変なのですけれども、能代を知っていただけるように、ファンをふやすために独自の取り組み等も行っておりますので、今後ともそういうところを充実していって、少しでも能代市を知っていただき、能代のファンになっていただけるようにと考えております。 ○議長(渡辺優子君) 財政課長。 ◎財政課長(畠中徹君) 畠議員の御質問にお答えいたします。お話のありました固定資産税の増の影響によりまして、当然先ほどお話しましたとおり、基準財政収入額がふえるわけですので、その部分については交付税が減額になる要因にはなると考えております。ただ、交付税の算定に当たりましては、お話しましたとおり、基準財政需要額との差額、そういった形でさまざまな要因で決定していくものと思っております。以上でございます。 ○議長(渡辺優子君) 畠 貞一郎さん。 ◆5番(畠貞一郎君) もう一度ふるさと納税について。先ほどお話ありましたように、ふるさと通信というものを出されて、納税者に対して能代のPRをなさっていると。その活用状況一覧の部分を見ますとね、自然や伝統文化の継承だとか、まちづくり活動の応援、活性化イベントの応援、生活基盤づくりの応援、その他使い道を指定しない、というこういう部分があろうかと思うのですけれども、これでその予算措置を見ますと寄附金に対して、29年度の活用予定金額が少ない所もあれば、全額それに向けている部分もありますけれども、活用としてはどのような基準でそのようになさっているのか1点だけお伺いいたしたいと思います。あともう1点が、地方交付税の減額も考えられると、今後、近い将来ですね。風力の固定資産税等含めて、そういった部分も考えられるとすると、財政計画等の中でそういったものを明記しなければだめなのではないかなと思いますが、その辺のお考えをお伺い致します。 ○議長(渡辺優子君) 企画部長。 ◎企画部長(尾張政克君) ふるさと納税基金の事業への配分ということでありますけれども、基本的には前年度の12月までに入りました寄附金を、寄附者が指定した寄附目的に沿う事業へまず財源を充当するものであります。また、寄附の指定がないものについては、新規事業や拡大して取り組む事業を優先しながら、寄附者の意向が反映されるように、各事業へ配分するというふうに考えております。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 財政課長。 ◎財政課長(畠中徹君) 畠議員の御質問にお答えいたします。交付税なのですけれども、固定資産税の増等により減額になっていくというところを財政計画の中で明記すべきではないかとの御質問でございますけれども、固定資産税等増額になった部分につきましては75%の部分について、交付税としては減額になりますので、必ずしもいくら減額という形にはならないというところではございます。以上でございます。 ○議長(渡辺優子君) 他に質疑ありませんか。4番大高 翔さん。 ◆4番(大高翔君) 主要な施策の成果を説明する書類のほうでいろいろ質問させていただきたいなと思います。総務費、バスケの街づくり推進事業費で1210万3000円。のしろ銀河フェスティバル事業費補助金で170万円、決算に上がっております。バスケの街づくりに関しては、教育費のほうでも923万3000円が上がっております。同じバスケの街づくりと宇宙のまちとうたっていながら、これだけ金額に差があるのがどこからくるのかなと。例えば宇宙のほうでも、小・中学生向けに講演会等をして教育の部分で宇宙の知識をつけてあげたりだとか、そういう部分でも力を入れれるのかなと、ちょっと改善もできるなと思ったので、当局としてここの部分のお考えを聞かせていただければなと思います。 2つ目なのですけれども、伝統的工芸品等後継者育成事業費149万1000円で事業説明の所を見ますと、後継者育成奨励費補助金1件で119万円計上されております。1件ということで、多分春慶塗のことなのだと思うのですけれども、こちらの詳しい内容をお知らせいただきたいと思います。 3つ目で、天空の不夜城推進事業費の事業説明の所で解体の業務委託料と補助金を合わせると大体1,500万ちょっと計上されているかと思います。これに関しても、今後、これだけの維持費が毎年かかって、例えば経済効果的な部分もあればいいとは思うのですけれども、ことしの様子を見ていると人の入りも少なかったというような印象もあるので、今後この点の負担をどれだけ削減していくかとか、そういった部分もお話聞かせていただければと思います。 ○議長(渡辺優子君) 企画部長。 ◎企画部長(尾張政克君) 大高議員の御質問にお答えいたします。済みません、詳しい金額等については、手持ちの資料を持ってきてなかったので、金額についてはちょっとお答えできないのですけれども、宇宙イベントとバスケの街づくりの金額の差ということでありますけれども、銀河フェスティバル以外にも宇宙のまちということで、宇宙イベントのほうにも、こちらのほうは主要な施策ということになっているのですけれども、宇宙イベントの事業に対しても補助金を出しております。また、銀河連邦の関係で、全国の都市と銀河連邦、相模原を中心にJAXAの関係で協定を結んでおりますけれども、そちらのほうの予算にも宇宙の関係ということで予算も持っておりますので、ここの所の170万だけを見られてもちょっと困るところもありますので、後で詳細に銀河連邦の関係、また宇宙イベントのほうにどのくらい出しているというところで、トータルで宇宙のまちというところで見ていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺優子君) 環境産業部長。 ◎環境産業部長(畠山一仁君) 御質問にお答えいたします。まず、主要な施策の成果を説明する書類の、伝統的工芸品等後継者育成事業費149万1000円ということで、事業説明の欄に後継者育成奨励費補助金とありますけれども、これは後継者育成ということで、杉桶樽製造技術習得ということで、能代製樽所、こちらのほうの後継者育成に対する補助であります。それから、天空の不夜城推進事業費、ここに愛季及び嘉六の組立解体委託料補助金等があります。これにつきましては、これまで協議会を中心に実施されてまいりました。そして、今年も実施されているわけでありますけれども、より集客力が高く、またお客さんに喜んでいただけるような手法について、さらに検討していきたいというふうなことでこれまで進んできておりますし、今後も市としてもそういった協議会の意向を踏まえながら、この祭りを盛り上げるような形で、必要な支援、あるいはこういった補助金、委託、こういったものを実施してまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 大高 翔さん。 ◆4番(大高翔君) 1つ目の質問は、後で、こちらでちょっといろいろ調べさせてもらいたいなと思います。 2つ目の伝統工芸品等後継者育成事業費のほうなのですけれども、今杉桶樽のほうだということでお聞きしました。これ1件に対して、この金額を補助しているとなると、余りあんばいよくないと思いますので、能代にもっと後継的な部分で困っている、先ほどちょこっと出しましたけれども、春慶塗だとか、途絶えてしまってますけれども、復活させようという動きとかもありますし、もうちょっと件数をふやすような部分も力を入れたほうがいいのかなと思ったりしました。この点についてはいま一度聞かせていただければなと思います。 3つ目の天空の不夜城のことに関して言いますと、例えば収納庫といいますか、そういうものを建てるというような案も多分以前出たような話をちらっと聞いたりもしています。今後、先々考えたときに、果たして年間1,500万ほどのものをかけて、得る物が少ないという状況が続くのであれば、最悪やめなければいけないということも考えなければいけないでしょうし、多分ここの部分はかなり早急に対策をしなければいけないところだと思っております。今というわけではなく、来年以降で先ほどの話でいえば協議会とも協議するということでしたので、当局のほうでもいろいろと、もしほかの地域等で同じような状況があるところだとか、視察とかそういった考えはないか少しお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(渡辺優子君) 企画部長。 ◎企画部長(尾張政克君) 大高議員の先ほど、金額がという話ちょっといたしましたけれども、済みません、決算書に金額載っておりましたので、お知らせしたいと思います。負担金補助及び交付金の所に、銀河連邦ノシロ共和国活動事業費補助金が173万円、それから、能代宇宙イベント活動事業費補助金で250万円、あと、先ほどお話のありました、のしろ銀河フェスティバル事業費補助金170万円。こういうところが宇宙の関係で出している補助金等であります。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 環境産業部長。 ◎環境産業部長(畠山一仁君) お答えいたします。まず、春慶についてですが、春慶については過去に、ちょっと私今手元に資料がないので、詳しいことは申し上げられませんが、3カ年、こういった形で伝統的工芸品の奨励の補助金を交付して、その復活等について市としても試みた実績といいますか、実際に実施いたしました。それから、天空の不夜城の収納庫についてのお話がありましたけれども、収納庫の設置についての要望は御承知のとおりありました。そしてそれについて検討会なども設置いたしましてやってきたところであります。それで、まず一旦検討会は今現在やっておりませんけれども、庁内で、市としてどのような形でそれが実施できるのか、そういったことについては検討を進めているところであります。また、視察等のお話もありましたけれども、この検討をするに当たりましては、同じ高いねぶたといいますか、灯籠といいますか、五所川原の立佞武多、そこの保管庫といいますか、あそこは展示も兼ねた建物でありますけれども、そういった所の視察なども行い、どのような使われ方がしているのか、また、どのような機能を持っているのか、そういったことも把握しながらこの検討を進めているところであります。市としても、先ほど議員がおっしゃったような毎年解体、組み立て、そういったことを繰り返していくことになりますので、その収納庫ということにつきましては十分考えなければならないということで検討しているところであります。以上であります。 ○議長(渡辺優子君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。 よって、議案第95号は決算特別委員会に付託いたします。この際、決算特別委員会の委員長及び副委員長互選のため、暫時休憩いたします。                         午後1時25分 休憩-----------------------------------                         午後1時41分 再開 ○議長(渡辺優子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 この際、御報告いたします。委員会条例第9条第2項の規定により、決算特別委員会において、委員長及び副委員長互選の結果、委員長に渡邊正人さん、副委員長に菅原隆文さんが選任されました。 また、決算特別委員会は、11月1日、2日に開催される旨、通知がありましたので、あわせて御報告いたします。----------------------------------- △日程第24 議案第96号平成30年度能代市一般会計補正予算 ○議長(渡辺優子君) 日程第24、議案第96号平成30年度能代市一般会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。財政課長。 ◎財政課長(畠中徹君) 議案第96号平成30年度能代市一般会計補正予算(第5号)について御説明いたします。 議案の内容の説明に先立ち、今回の経緯について、若干説明させていただきたいと思います。9月4日から5日にかけて、本市付近を通過いたしました台風21号を警戒するため、市では、4日午前8時30分、情報収集体制を整え、情報を収集するとともに災害対応に当たりました。幸い、本市では人的被害はありませんでしたが、住家の一部損壊6棟、非住家の被害17棟、倒木によるブロック塀の倒壊1カ所、農業用施設損壊1カ所、ビニールハウス損壊49棟などの被害がありました。公共施設等におきましても、市有地や道路等の倒木、窓ガラスやアルミサッシ、網戸の破損、屋根や破風、屋上の笠木の損壊等の被害がありましたが、ほとんどのものは既存予算で対応しております。 既存予算での対応が難しいものとして、旧料亭金勇の板塀の倒伏、能代第二中学校校舎防水シートの破損、檜山城跡発掘現場で使用していたコンテナハウスの損壊の3件があり、これらについて、追加の補正予算を提出させていただいた次第であります。 それでは、議案の内容について御説明いたします。予算書をお願いいたします。まず、条文の第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ337万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ283億6337万2000円と定めております。 予算の内訳は、事項別明細書で御説明いたします。まず、歳入でありますが、17款繰入金、2項基金繰入金は337万2000円の追加で、財政調整基金繰入金あります。 なお、補正後の財政調整基金の残高でありますが、53億1830万1000円となり、そのうち一般分が52億2372万8000円となります。 次に、歳出について申し上げます。11款災害復旧費、2項商工施設災害復旧費は45万1000円の計上で、旧料亭金勇災害復旧事業費であります。4項文教施設災害復旧費は292万1000円の計上で、中学校災害復旧事業費及び檜山安東氏城館跡災害復旧事業費であります。以上、よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。 ○議長(渡辺優子君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 これより逐条質疑を行います。まず、条文及び歳入について質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 次に、歳出11款災害復旧費について質疑を行います。5番畠 貞一郎さん。 ◆5番(畠貞一郎君) 今回の災害等々、金勇と二中と檜山安東氏城館跡ということで3つあったわけですけれども、これからほかに何かそういった部分が出てくるのかどうか、というのが第1点。今回全ての歳出の部分は一般財源で賄っているわけなのですけども、これについては災害ということで国や県からまたこの部分が補填されるのかどうか。その2点についてお伺いいたします。 ○議長(渡辺優子君) 財政課長。 ◎財政課長(畠中徹君) 御質問にお答えいたします。今回の台風の被害につきましては、ほとんどのものについては既計上の予算で修繕等を行っておりますので、今回予算でお願いしております3件、こちらのみ予算措置が必要だったということですので、今後ほかのものが出てくるということは、今回の台風の被害としてはございません。それと、今回の一般財源への国等の措置ということですけれども、今回の分につきましては財政調整基金からの繰入金ということで、基本的には国から等の支援については見込んでいないという状況であります。 ○議長(渡辺優子君) 他に質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり決しました。----------------------------------- △日程第25 議案第97号人権擁護委員の候補者の推薦について ○議長(渡辺優子君) 日程第25、議案第97号人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部次長。 ◎総務部次長(櫻庭一也君) 議案第97号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明いたします。 議案書の最後をごらんください。本案は、人権擁護委員の候補者の推薦について、現在委嘱されております佐藤義則さん及び山谷一文さんの任期が平成30年12月31日をもって満了となりますが、山谷さんには、引き続き人権擁護委員の候補者として、また佐藤さんは退任となりますので、新たに越前谷幸也さんを人権擁護委員の候補者として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 山谷さんは、平成25年1月に人権擁護委員に委嘱され、現在2期目の任期中であります。 越前谷さんは、昭和46年3月に秋田県立能代高等学校を卒業され、以降、数社の勤務を経て、昭和56年6月からニプロ株式会社に勤務され、平成25年3月にニプロ株式会社を退職されました。以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(渡辺優子君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、同意することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。----------------------------------- △日程第26 議員の派遣について ○議長(渡辺優子君) 日程第26、議員の派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。議員の派遣については、地方自治法第100条第13項及び能代市議会会議規則第167条の規定により、お手元に配付したとおり、議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、本件はお手元に配付したとおり、議員を派遣することに決しました。 重ねてお諮りいたします。ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺優子君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま可決されました議員の派遣に変更が生じた場合の措置については、議長に委任することに決しました。----------------------------------- ○議長(渡辺優子君) 本定例会は、提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。                         午後1時52分 閉会 議長    渡辺優子 署名議員  小林秀彦 署名議員  佐藤智一...